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おすわり

おすわりは散歩中に苦手な犬や車をやり過ごしたり、言うことを聞かない時に落ち着かせたりするのに出来るととても便利です。しつけの中でも基本中の基本ですので出来るようにしておきましょう。

練習方法

1. 立った状態の犬の鼻先におやつを持っていき、臭いを嗅がせたり少し舐めさせたりして注意を引き付けます。

2. おやつを少しずつ犬の頭の上へ移動させていき、犬がおやつを見上げるかたちで腰を落とす体勢に誘導します。

3. 犬のお尻が床につく瞬間に「おすわり」と声をかけます。完全に座ったらよく褒め、同時におやつをあたえます。

ワンポイントアドバイス

犬にとって座ると言う動作は自然なものなので日常生活で何度もする動きです。形を教えること自体は難しくありませんが、自分のとっている体勢を飼い主さんの指示する「おすわり」だとは理解していません。まずは『おすわりという言葉=座ること』だと教えてあげましょう。

そのためには上記の1~3のトレーニングを繰り返し練習し、飼い主さんの指示で意識的に「おすわり」の体勢がとれるようにしつけていきます。普段から犬の様子をよく見て、偶然にでも犬が座ったらその瞬間に「おすわり」と言って褒めてあげると、より早く覚えさせることができます。

「おすわり」は精神的に落ち着く体勢なので、食事を与えるときやトレーニング中など「おすわり」させてから支持を出せば冷静に飼い主さんの指示を聞くことができるようになります。

作成:2011年4月10日