6.社会化

「社会化」とは社会性を身につけることです。飼い犬にとっての社会化とは、人間社会と犬社会の両方のルールを学ぶことと言ます。生後6ヶ月くらいまでは色々なことを無理なく吸収できる時期です。早いうちから積極的に色々なものに慣れさせてあげましょう。ただし、どうしても直らない癖がある子、特に人間にケガをさせてしまうリスクがある場合には、そのような状況を極力回避することを最優先に考えたほうが良いでしょう。

色々な犬に会わせる

ちょ、ちょっと怖いな~

小さなうちから色々な犬に会わせてあげてください。他の犬との接し方を学ぶことで、散歩やドッグランなどで楽しく過ごせるようになります。
ライフボートの犬たちは小さな頃から数頭で生活していますので、小さなケンカをたくさんして犬同士のルールを少なからず身につけています。とは言え、これから先ずっと他の犬に会う機会が無ければ他の犬を怖がるようになってしまう可能性があります。
なお、元々怖がりな子の場合は優しい犬をみつけて少しずつ慣らしてあげてください。

色々なものを見せる

人、自転車、車、猫などの他の動物、掃除機、ドライヤー、チャイムの音……日常生活で出会うと思われるものをできるだけ早いうちに、たくさん見せてあげてください。特に子供や車を怖がる犬は多いですので、小さな頃から慣れておくと良いでしょう。

犬の歯は何本?

5ヶ月齢の子の歯。前歯2本が永久歯、横の小さな歯は乳歯です

犬の歯は乳歯で28本、永久歯で42本あります。生後3週間くらいから乳歯が生え始め、1~2ヶ月齢で生えそろいます。また、早い子で3ヶ月半齢から永久歯への生え変わりが始まり、5~7ヶ月齢の頃には永久歯が生えそろいます。

生え変わりは切歯(前歯) から始まり、犬歯(牙) →前臼歯→後臼歯の順番です。歯のチェックは飼い主に口の中を触らせる訓練にもなりますので、たまに見てあげるといいでしょう。

作成:2011年4月8日