福井県動物愛護センターから30匹の猫を受け入れました。
2025年12月22日
11月27日、ものすごく久しぶりに遠方受入がありました。
540kmの長距離移動を乗り越えてシェルターに来てくれた猫たち。
環境の変化に戸惑いつつも頑張ってくれているみんなに良いご縁を結べるよう、順次インスタで紹介していきます。お楽しみに!かつては月に1~2回と頻繁に岐阜市や福井県の保健所に伺って猫を保護していましたが、2007年以降は千葉・茨城の愛護センターからの保護が始まったことや、それぞれの地元の方々の頑張りの成果が出てきたことで遠方受入の回数は年々減ってきていました。
ライフボートの人手不足、労働時間の制限、さらにはコロナ禍も重なったことで、最後に福井県に行ったのは3年以上前。
時折お電話でお話をするなど交流は続いていたものの、センターからの保護依頼をお断りせざるを得ない状況が続いていたので申し訳なさと気まずさから縁遠くなってしまっていました……
しかし、今年は千葉・茨城のセンターからの保護が少なく、シェルターの飼育頭数は過去最少。部屋にも人手にも比較的余裕がありました。
そしてちょうどその頃、シェルターにいた福井出身の最後の一匹、いっせい君ことFC976の、トライアル飼育が始まりました。
排泄機能に障害があり、なかなかご縁をつかめずにいたいっせい君。6年間もシェルターで過ごしていた彼を「家族に迎えたい」と……スタッフみんな、大喜びです。

人手が豊富でシェルターには空き部屋がたくさん、そして福井の最後の一匹が巣立ち……縁遠くなってしまった時と正反対の状況になり、
「いっせい君の報告がてら福井に電話してみようか?」
という話に。
冗談めかして言っていたのですが、なんとちょうどその時、福井の職員さんからお電話が!
聞けば、100匹以上もの猫を保護していて大変な状況とのこと、いつもライフボートのことを慮ってくださる職員さんからのお電話に、少しでも力になれればと急遽受入に伺うことが決まりました。
到着後、ちょっと怖がりな猫が多いので、脱走しないよう細心の注意を払いながらライフボートのハイエースにケージごと猫たちを乗せていってもらいます。
行きは黙々と運転していた車の中、職員さんたちの手際の良い作業のおかげであっという間ににゃーにゃー大合唱で埋め尽くされました。



賑やかな猫たちと帰路を急ぎ、シェルターに着いたのは21時前。
長距離移動に疲れた猫たちをお部屋に入れて、長い一日を無事に終えることができました。




福井の職員さんたちとのお付き合いが始まってもうすぐ20年、これからも犬猫たちのためにお互い頑張っていきましょうと励まし合いました。
ライフボートに来た猫たちのこともずっと気にかけてくださり(いっせい君のお話も、こちらから話す前に「HPで見ました!」と言っていただき感動…!)、多頭飼育の方法について意見を交換しあったりと、福井の職員さん達の動物を想う気持ちを聴き、パワーを分けてもらえる素敵な時間になりました。







