2025年ハイライト
2025年12月31日
2025年も大変お世話になりました。
ライフボートの活動を見守り、応援してくださった皆様に、簡単にではありますが保護数・譲渡数や年間の活動のご報告をさせていただきます。
2025年の保護数・譲渡数

犬猫共に、年々保護数が減ってきています。
受け入れ先を行政機関に限っているためで、ライフボートの保護数の減少=行政機関の収容数の減少という喜んでいい状況だと言えると思います。
また、保護頭数の減少に伴い譲渡数も減っていますが、それでも252頭の犬猫たちが優しいご家族様に出会うことができました。

【譲渡が決まった成犬・少年犬たち】




譲渡数が保護数を上回り、幸せを掴んで巣立っていく犬たちを見送ることの多い一年間でした。
譲渡した105頭のうち、生後6ヶ月以上の少年犬・一歳以上の成犬が29頭と、長くシェルターで過ごしていた分、思い入れのある犬たちも素敵なご縁を掴むことができました。
病気やケガなど、ハンディキャップのある子に「病気のことは心配だけど、それでもこの子と暮らしたい」と全てを受け止める覚悟を決めて会いにきてくださった方がいました。
噛み癖など問題行動のある子にも「絶対にこの子と暮らしたいんです!」と熱い想いのこもったお声がけをいただき、噛まれないための触れ合い方を学びたいとシェルターに何度も足をお運びくださった方もいました。
それぞれのご家族様から犬たちへの愛情を感じ、心温まる出会いの場に立ち会わせていただけたことを嬉しく思います。

【譲渡が決まった成猫たち】






犬よりも保護数・譲渡数共に多いのは例年通りですが、多頭崩壊が重なり成猫の保護・譲渡の多い一年でした。
成猫たちは元飼い猫であることが多く、愛護センターの職員さんに大切にお世話されていたこともあり、人懐っこい子たちばかりです。
センターで付けてもらった名前をスタッフが覚えるよりも先に新しいご家族様に出会ってくれることもあるくらいでした。
こうして成猫たちの写真を見返してみると、慌ただしく巣立っていった子がいる一方で、布を食べてしまう選手や高齢のshaちゃん、FIV陽性のネネカレイフネとネクターちゃん、下半身不随のわるつに排泄障害のあるいっせい君など、何年もシェルターで過ごしていた子もいます。
とはいえ、シェルターの滞在期間なんて関係なくて、子猫も成猫もみんなみんな健やかに、幸せであれと願ってやみません。
クラウドファンディング

2月25日から4月25日まで、団体初となるクラウドファンディングを行いました。
理事長を筆頭にスタッフ一丸となって臨んだクラウドファンディング。長年にわたり活動を応援してくださっている方や、行政機関の元職員さん、ライフボートの医療を支えてくださっている獣医さんなど、多くの方に支えられて、それでも「果たして応援の声は集まるだろうか…」と不安に思いながらスタートした企画でした。
結果、なんと2800万円を超える多額のご支援をいただきました。金額もさることながら、「ライフボートを応援したい!」というメッセージ・お気持ちをお寄せくださったことがとても嬉しく、幸せな二か月間を過ごすことができました。
皆様からのご支援は団体名そのままに、「犬と猫のため」の団体の活動を続けていくため大切に活用させていただいております。
SNSチームの再編

X(旧Twitter)、Threads、Instagram、そしてこのブログ、とSNSにおける広報活動を見直すべく、SNS投稿に携わるスタッフチームを結成しました。
Xでは里親様からいただいたお写真や近況報告のリポストをはじめ、各SNS更新のお知らせなどを発信しています。
Threadsでは主に成犬たちの日常を、ライフボートの若手スタッフたちが写真に文章にと工夫を重ねながら週2回の更新を続けており、好評を博しています。
Instagramでは、良いご縁につながることを願って成犬の紹介をしてきましたが、1月からは成猫の紹介を、11月からは子犬子猫や成犬成猫たちのお誕生日のお祝い投稿をそれぞれ始めました。面会にお越しの方から「インスタで見て会いたくなって」と嬉しいお声をいただく機会が増えました。
このブログはクラウドファンディング中の活動報告や日々の活動について、他のSNSでは書ききれないことを発信しています。まだまだ記事数は少ないですが、犬猫の病気についてのお話や里親さんからいただいた近況報告の掲載など、様々な視点でお楽しみいただけるよう記事を増やしていきますので乞うご期待。
若手ベテラン問わず、ライフボートのことを知ってもらいたい、ライフボートにいる犬猫たちの良さを見てほしい、とスタッフみんなで知恵を出しあいSNSの更新を続けています。
各SNSごとに特色がありますので、それぞれを楽しくご覧いただけたら嬉しいです。
まとめ
クラウドファンディングをきっかけに、団体として初めての試みに挑戦する一年になりました。
とはいえ、固定観念に囚われている部分もありますので、犬猫たちのためにまだまだ挑戦を続けていかなければならないとも思っています。
2026年も犬猫たちにとって幸せな一年になるように団体としてできること・できるようになりたいことに尽力してまいります。
挑戦の過程も含めて発信してまいりますので、また一年、どうぞよろしくお願いいたします。
ライフボートを応援してくださっている皆様におかれましてもお身体をお大事に、良いお年をお迎えください。
本年も大変お世話になりました。本当に本当にありがとうございました。

